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─十一章  優しさへの追憶(5)─



「あの壁の向こうには、なにがあるの?」

まだほんの小さかった頃、わたしは父にそうたずねたことがある。

『継承者』の居住区をかこんでいる高い壁。その先にあるという、見たことのない世界。小さなわたしは、どうしてもそれが知りたかった。

もちろん、住んでいた屋敷には、自分と父と母以外にも、外の世界から雇われてきた使用人達がいた。だけど、彼らはわたしが壁の向こうの世界についてたずね ても、恥ずかしがって少しも答えてくれなかったのだ。

「ここと同じだよ。たくさんの家があって。たくさんの人が暮らしている」

屋敷の庭園にあるベンチで、わたしのとなりに座っていた父は、そう答えてくれた。

「じゃあ、どうして、わたしたちのところに壁があるの?」 

「それは、私達が外にいる人達より特別だと考えられているからなんだ」

「どうして?」

小さなわたしは首をかしげる。使用人には若い人も、年取った人もいるけれど、みんな自分とちがわないように見えた。

「私達のご先祖が、『楽園』から来てこの都市を造ったからかな」

「ふうん。ご先祖がえらいと特別なの?」

「私達がこの国を動かしているというのもあるんだろうな。私達も、外に住む人達も、みんな一緒に『楽園』へ連れて行くためにね」

ご先祖が昔々住んでいたところ。今は怖い『虫』が住んでいるところ。幼いわたしの頭にあった『楽園』の知識は、そのようなものだった。

「いつ、みんなで『楽園』に行くの?」

こうたずねると、父はしばらく考えこんだ。なんだか難しい顔をしていた。

「私はね……『楽園』へ行かなくてもいいかもしれない、と思っているんだ」

父の手が、不思議そうにしているわたしの髪を優しくなでる。

「『楽園』には『虫』がたくさんいる。そして、強くて怖ろしいという以外、私達は彼らのことを何も知らないんだ。どこからどうやって現れて、ご先祖を『楽園』から追い出したのかもね」

父はすこし間をあけた。

「ひょっとしたら、ご先祖は『楽園』で何かしてはいけないことをしたのかもしれない……。私はそんなふうに考えているんだ。『虫』はそのために現れたのか もしれない、とね。ご先祖が書いた『楽園』の記録はたくさんある。でもその中には、不自然としか思えない記述があったりするんだ。まるで部分的に隠してし まったみたいに、ちぐはぐに記されているものがね」

父は続けた。まるで自分で自分に話しかけているみたいに。

「もし『虫』が、ご先祖が過去に犯した罪≠ノ対する罰≠フようなものならば、今を生きている私達は『楽園』のことを忘れてしまった方がいいのかもし れない。もはや永遠に失われてしまったものとしてね。それに、『楽園』へ行くには、たくさんの『虫』と戦わなければならない。そうなれば、私達は多くの 犠牲を払うことになるだろう。はたして『楽園』という場所に、そこまでして取り戻さなければならない価値があるのかどうか……私にはわからないんだ」

そこで父は、ぽかんと見ているわたしに気づき苦笑した。

「ごめんごめん。まだレアには難しい話だったね。それに、あんまりしゃべりすぎると、これから学校で教わる楽しみを私が奪ってしまうことになるな」

父だけが、わたしのことを「レアリエル」ではなく「レア」と呼んでいた。わたしは、その呼び名が好きだった。まるで、父と秘密の友達同士にでもなったよう な気分にさせてくれるその名前が。

「その通りだ。だいたい、すぐ自分の考えに没頭するのが兄上の昔からの悪い癖だ」

後ろから聞こえた大きな声に、わたしは振り返った。

「叔父さま! 帰ってきたの」

椅子を飛びおりて駆け寄ったわたしを、大きな手がひょいと抱き上げる。

「おお。レアリエルは、会うたびに美人になっていくな。 そのうち、おまえ目当ての若造どもでこの屋敷がごったがえすぞ。え?」

太い指であごをくすぐられて、わたしの口から歓声が上がった。

「そうやって、せっかちな心配をするのが、お前の昔からの悪い癖だぞ。ガルナーク」  

父の言葉に、叔父は笑う。

「心配なんぞしておらんよ。儂の目の黒いうちは、『虫』にも男にも、かわいいレアリエルには指一本触れさせやせんからな。なあ?」

わたしは満面の笑みで叔父に答える。『男にも』というのは、さっぱり意味がわからなかったけど、『虫にも』というのはわかった。叔父は軍にいて、『虫』か らセラーダを守る仕事をしているのを知っていたからだ。

父と叔父は兄弟だけど、ちっとも似ていなかった。やせ気味で柔らかな感じの父に対して、ガルナーク叔父の身体はがっちりしていて、顔だってちょっと怖い。 でも、その方が『虫』からみんなを守る仕事に似あっているのだ、とわたしは幼心に考えていた。

それに、見た目はいかついけど、叔父は心の優しい人なのだ。だから、父や母と同じぐらい大好きだった。

「そういえば、アナセスを、イグリナの要塞に配属させたそうじゃないか」

父がいった。アナセスとは叔父の一人息子の名前だ。わたしも彼には何度か会っていた。叔父よりも父に似た感じの、もの柔らかな青年だった。

「ああ。あいつにも、はやくいっぱしの将になってもらわんといかんからな」

「大丈夫なのか? イグリナは『虫』の攻勢が激しくなってきたと聞いているが……。他の任地先の方がよかったんじゃないか?」

「なあに、激しくなったといっても小競り合い程度だ。指揮官も兵達も優秀だし、それぐらいは配慮しているよ。それに、安全なとこばかりに配属していては、 育つものも育たんじゃないか」

「それはそうだが……」

「儂だって、若い頃は前線で鍛えられたんだ。そのおかげで、今はこうして軍の全権を任されてセラーダを守護する立場にいる。アナセスにもできればそう なってもらいたいんだ。それで他の者よりも少し厳しく当たっとるが、それぐらいが丁度いいし、あいつもよくわかってるから心配はいらんよ」

「まあ、彼はお前には出来過ぎた息子だからな」

叔父は大笑した。あの頃はよく笑う人だった。

「ほら見ろ。儂達がつまらん話をしとるから、レアリエルがすっかり退屈してしまってるじゃないか」

遠くに見える居住区の壁に目を向け、ぼんやりとしていたわたしを見て、叔父がいった。

「さあ屋敷へ戻ろう。お前の母さんがお菓子を用意して待っているぞ。儂からの土産もどっさりあるからな」

楽しそうな叔父と、くすぐられてはしゃいでいるわたしと、それを暖かく見守っている父と。屋敷で待っている母と。あの頃は、みんなみんな笑っていた。輝い ていた。永遠にそうだと思っていた。

翌年に、イグリナの要塞がかつてない『虫』の大規模な襲撃を受けて、アナセスが戦死するまでは。


*  *  *


すべてが変わってしまった──わたしの幼い心にも、それは敏感に感じ取れていた。

息子の死後、叔父は笑わなくなった。わたしに笑顔を向けることはあっても、以前のものとは決定的に何かがちがっていた。

そして、父と叔父はよく口論するようになった。わたしや他の者に見られないような場所でのものだったけれど、それでも、二人がしだいに対立していくの は手に取るようにわかった。しかし、それがどれほど心配で悲しかろうと、小さなわたしにできたのは、隠れて聞き耳を立てることぐらいだった。

ときたま耳にはさむ内容から、どうやら、『楽園』に手を出さないという父の方針に対して、叔父はどのような犠牲を払ってでも『楽園』を奪還すべきだと主張 しているようだった。『死の領域』、『ギ・ガノア』という耳慣れない名前が、何度か二人の口から出てくるのも聞いた。

その頃、わたしは『継承者』の学校へ通っていた。だから、父が『継承者』の中でも高い立場いるのはわかっていた。父の言葉が議会を、そしてセラーダを左右 するほどの影響力を持つということを。それを誇らしく思う反面、学校では権力者の娘として特別扱いを受けることに、少し寂しさを感じてもいた。友達はいなかった。

ときになだめるように、ときに怒鳴るような叔父の説得は何年も続いた。だが、父は決してうなずこうとはしなかった。自分がうなずけば、すべてが大戦へと向 けて動き出すのを知っていたから。それがセラーダの、人々の破滅に繋がると信じていたからだ。

父と叔父との対立は、いよいよ険悪なものになった。そして叔父は、ついにわたしの屋敷へ来なくなった。胸が張り裂けそうな悲しみと、二人の言い争いを聞か ずにすむことに安堵する気持ちと。それらは、わたし自身にも深い影を落とした。

それでも時は過ぎていく。わたしは九歳になった。

時の歩みがじれったかった。はやく大人になりたかった。そうなれば叔父とのことで、悩み苦しんでいる父の助けになれる。だから、必死で学校の勉強をした。 たくさん知識をつめこめむことで、大人達の問題にもちゃんと口をはさめるようになり、解決に導くことができるかもしれないと。今の叔父を大好きだった昔の 叔父に戻して、再び父と仲良くさせるのがあの頃のわたしの夢だった。

そして、その夢は永遠に打ち砕かれることになった。想像すらしなかった最悪の形で。

ある晩のことだった。

ふと、わたしは寝室で目を覚ました。扉の外から物音が聞こえたからだ。そして、その音はこれまで耳にした類のないものだった。

奇妙な音に無視することのできない何かを感じて、わたしは寝室を出た。

綺麗に掃除されている廊下を進んだ。そして見つけた。窓から差す月の青白い光に照らされ、廊下の先でうずくまっているなにか≠。

最初は動物かと思った。屋敷に動物なんていないのに。

だって、そのなにか≠ヘ奇妙な形をしていたから。

おそるおそる近寄って、それが腰から真っ二つに折れ曲がった人間の身体だと知ったとき、恐怖よりも先に不思議に思ったのを覚えている。

まるで大きな手で棒きれを折ったみたい……どうして?

知っている人間だった。使用人の一人だ。いつも笑いかけてくれる顔がびっくりした表情のまま固まっている。

それが、わたしが生まれて初めて目にした人間の死体だった。

瞬間、恐怖が脳天まで突き上げた。だが自然と出てきた悲鳴は、ひっ、というかすれた小さなものだった。

とうさまに知らせないと!──その思いと、死体から逃れたい一心で、わたしは両親の寝室へとふらふら駆けていった。静寂の屋敷に響く小さな足音。すでに混 乱していたわたしは、他の使用人達も同じように殺されていることに気づきもしなかった。

「どういうつもりなんだ!」

両親の寝室の扉まできたとき、室内から父の怒鳴り声がした。わたしは思わず、自分が叱られたようにびくっと足を止めた。

「なぜ君のような者が、こんなことを……」

「それは、貴方がよくご存じのはずでしょう?」

緊迫した父の声とは対照的な落ち着いた声。男の声だ。聞き覚えのない相手だった。

硬直しているわたしの耳に、男の言葉は続く。

「世界にあるべき姿を取りもどさせるための大戦。それを阻んでいるのが貴方という存在だ。そして、そのことを歯がゆく思っていらっしゃる方がいる。その方 が私をここへ寄こしたんですよ」

「まさか……ガルナーク……なのか?」

父の震え声の後に起こった一瞬の沈黙。父と話している男がそのとき笑みを浮かべたのだと、わたしはなぜか直感した。

「もはや貴方はたんなる障害でしかないのですよ。あの方にとって、私にとって、そして……新たなる世界にとってもね」

しゅっ、という空を切る音。ごとん、という何かが転がる音。そして母の甲高い声。初めて聞く悲鳴。

やがて、泣き叫ぶ母の声も絶ちきられたようにぴたりと止んだ。

静寂。扉の前に突っ立っているわたし。

開けちゃいけない。入っちゃいけない。そう思っているのに、震える両手が取っ手をつかんで、身体を中へと導いていく。

最初に目についたのは、父の顔だった。なんかおかしい。大きく目や口を開いているからじゃなくて、髪の毛がみだれているからじゃなくて……。

ああそっか。いつも見るよりずっと低いところにあるんだ。

首だけしかないんだ。

頭だけの父。発作のように、笑いがこみ上げてくる。でも口から出るのは、はっ、はっ、という空気のもれるような変な音だけだ。

よろよろと父に近づく。ああ大変だ。頭だけが落ちてる。こんなにいっぱい血が出てる。どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。

「おや?」という声に、目がそっちを向いた。

真っ黒な服を着た男が、わたしを見ていた。若く優しそうな顔をした人だった。彼の片手に下げた黒い剣から、血がぽたん、と落ちた。その後ろには母が仰向け に倒れていた。寝間着の胸の部分が真っ赤に染まっていた。そして、その母のとなりに父がいた。首のあるところが真っ赤になって、何もなくなってる父がい た。

「こんばんわ」

男がわたしに微笑みかける。かわいい子供に向ける優しい大人の笑顔。

そのとき、部屋に立ててあったすべての燭台が、誰かが押したみたいにひとりでに倒れた。炎が寝台や敷物にゆっくりと広がっていった。

動くこともできず、ただ見ているだけのわたしに男が近寄ってくる。

一滴、一滴、と黒い剣から垂れる父と母の血。

そして男は──わたしの脇を通り過ぎて扉から出て行った。

父。母。わたし。そして炎が部屋に取り残された。

ふと、足下に転がっているものに気づいた。指輪だ。父の……いや我が家の証だ。『お前が大きくなったらこれを継ぐんだよ』と、だいぶ前に父に言われたのを 思い出した。

「……なきゃ」ぽつりといった。

なんとかしなきゃ。とうさまとかあさまを助けて、この火を消さなきゃ。

でも、頭の中がやらなきゃいけないことでぐるぐる回っているのに。身体はがくがくしてちっとも動かなかった。その間にも炎は広がって、わたしの方へと迫っ てきた。

熱さと。痛さと。苦しさと。

炎が横たわる両親に移るのが見えた。衣服が燃え、髪が焦げ、肉が焼かれ。その貪欲な赤い光は、わたしの足先にも触れようとしていた。

いやだいやだいやだ……あんなふうになるのはいやだ。

そして。

わたしは背を向けて逃げ出した。やらなきゃいけないことをせずに。

炎も消さず、父と母をほったらかしにして。

冷たい指輪だけを握り締めて。

涙も流さず、泣き声すら上げてやらずに。

なにもせず逃げた……それが愛し慈しんでくれた二人への、わたしからの最後のたむけだった。


*  *  *


外へと出たときには、屋敷は炎に包まれていた。おそらく火種は他にもあったのだろう。

庭園を横切って生け垣の中を突っ切る。尖った枝が身体のあちこちを傷つけたが何一つ感じなかった。ただ離れたかった。わたしのすべてがあった場所から。

何軒か先の屋敷まで来たところで、街路樹の影に身を潜めて、周りの様子をうかがった。わたしの屋敷の前にある通りが、人々の影と声とでごったがえしている のが炎の明かりの中に見えた。

炎。ああ。燃えている。なくなっちゃう。みんな、みんな、なくなっちゃう。

そう頭ではちゃんと理解しているのに。感情がまったく働かなかった。起きながら夢を見ているようで、どう反応したらいいかわからなかったのだ。

これまでにも、何度か「なくし物」をしたことはある。そのときは、怒りもしたし泣きもした。でも、ここまでたくさんのものを、いっぺんに失ったことなんて なかった。それは、幼いわたしが受け入れるにはあまりにも大きすぎた。

逃げなきゃ。もっとずっと遠くへ。それだけが、あのときのわたしが認識することのできた現実だった。

逃げてどうするのか。生きてどうするのか。そんなことは頭になかった。ただ死ぬのが怖かった。わたしは闇に隠れるように移動した。

『継承者』の居住区を囲む壁。夜空に黒々とそびえている高い壁。それは、わたしを閉じこめようとする檻のように見えた。だから出ようと思った。出ればもっ と遠くへ行けるのだと。死なずにすむのだと。

しかし、居住区の門が見える場所へたどり着いたわたしを待っていたのは絶望だった。兵士達がその前で見張っていたからだ。彼らの目をすり抜けて門を通る のは不可能だった。進むことも戻ることもできず、わたしにできたのは、彼らに見つからないように建物の影に隠れて、じっと眺めていることだけだった。

やがて、門の外から慌ただしく入ってきた兵士の一団があった。急き立てる隊長らしき人物の後に続くのは、水の入った樽を大量に乗せた荷車を引くガル・ガラ と、数人の兵士達だった。居住区を走る水路の水だけでは炎の消化が追いつかず、応援によこされたのだろう。

グラグラと危なっかしく揺れる樽を積んだ荷車が、隠れているわたしの目の前を通り過ぎてしばらくして、大きな派手な音がした。あんまり急ぐものだから事故 を起こしたのだ。わめき声と、水の飛び散る音も聞こえた。

門を見張っていた兵士達が、罵り声を上げながら手助けに向かう。その瞬間、わたしの目には無人となった門しか映っていなかった。

わたしは、無我夢中で前に飛び出した。勢いがよすぎて足がもつれ、石畳の上に激しく倒れた。そのとき、上下の歯がガチンとぶつかった音と、胸元に忍ばせた 指輪が肌に食いこんだ感触だけは、妙にはっきりと覚えている。

気づかれたかもしれない。捕まる。死ぬ──脇目もふらず、石畳を引っかくように這って立ち上がるなり、一直線に門をぬけた。周囲に人気はなかったが、前方 の闇から新たな荷車を引いた一隊がやってくるのが見えた。息をつく間もなく、死に物狂いでその場を離れる。こんなに走りっぱなしなのも初めてだった。呼 吸はすでに苦しく、心臓が悲鳴を上げていた。 

ようやく立ち止まって辺りを見渡した。そこは人影のない広場だった。がらんとした空間の向こう、黒々とした大きな建物の群れの上に、星をちりばめた空が広 がっていた。埃っぽい風が、嗅いだことのない臭いを運んできた。

壁の外の世界に出たのだ。小さい頃、父にたずねた外の世界へ。こんな形で……わたしだけで。

ふいに、足下に感じた痛みに視線を下げた。そしてようやく、今まで裸足でいたことに気づいた。柔らかい皮膚が破れて、指と指との間に血がにじんでいた。着 ている物もひどく汚れ、むき出しの腕には、いっぱい傷がついている。擦りむいた顔もヒリヒリしていた。

今まで付いたことのないたくさんの傷が、今まで感じたことのないたくさんの痛みが、わたしに現実を教えてくれた。もう、父さまも母さまもいないのだと。帰 る家もないのだと。一人ぼっちなのだと。

溢れる涙が、すべてをぼやけさせた。でも、それでよかった。知らない外の世界も、傷だらけの自分も、何も見たくなかったから。

ようやく。本当にようやく。わたしは声を上げて泣くことができた。



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